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食について

 最近「人は食べなくても生きられる」という本が書店に並んでいますが、目にされたことはあるでしょうか?。
 多くの人は、1日3食の食事を毎日摂っていると思います。確かに、何か病気を持っている場合は別として、1日や2日食べなくても死ぬことはありませんが、本当に「食べなくても生きられる」などということがあるのでしょうか?。

 自分(身体etc)に変革を起こしたかった私は、10代の頃、3週間のミルク断食に挑んだことがあります(さすがに何も摂らないのは不安だったのでミルク断食にしました)。
 3日間ぐらいの断食なら何度も行ったことがあったのですが「3日ぐらいじゃダメだ」と思い、3週間にしようと思ったのです(なぜ3週間なのかについては割愛)。
 私の場合、断食が最も辛いのは1日目です。1日目を超えると意外に平気です。決して「日が経つにつれて飢餓感が増していく」などということはありません。
 実際、3週間目になっても平気でした。でも、身体は冷えていました。
 ミルク断食を行うことで変わったことと言えば・・・・人間には「節約遺伝子」と呼ばれる遺伝子があり、飢餓状態になると生命活動に対するエネルギー消費量を節約し、脂肪として貯える遺伝子があるのですが(無理なダイエットの後にリバウンドする原因の1つですね)、18以下だった体脂肪率が、23前後になったことぐらいでしょうか(笑)。
 「不食でも生きられる」というのは一般的には非科学的な話です。「人は食べなくても生きられる」という本を書いた人が実際に食べていないかどうか私は知りません。
 でも、古今東西、世界中に「食べていないのに生きている」という人がいると言われ、科学者の監視下で「少量の水以外のものを口にしない」ことが確認された例などもあるようです(どの程度、厳密な調査かは寡聞にも知りませんが)。
 このような現象について、腸内細菌叢(腸内フローラ)研究の第一人者、東京大学名誉教授の光岡知足先生は「空気中の窒素を固定化できる細菌が腸内にいるとすれば可能なのかも知れない」と話しておられました。
 このように「腸内にいるとすれば」「可能なのかも知れない」という仮説であるとは言え、理論的な裏付けはなくもないのですが、「腸内にいるとすれば」というのは誰にでも当てはまる話ではないと思います。
 だとすれば、不食は誰にでも勧めることができるものではないことになります。「不食の勧め」を書いた本の著者は(もし、彼が本当に不食であるとすれば)、自分が不食で過ごせたからといって、それが誰にでも当てはまるのだと考えるのは誤りだと思います。

 とはいえ、食のあり方は人によって様々です。「不食」ではなく「異食症」と呼ばれる症状も、その1つです。
 「異食症」とは「普通の人なら食べることのない非栄養物質を食べたくなってしまう病気」のことで、氷、土、砂、チョーク、ゴム製品、炭など、食べたくなる物は様々です。
 通常、人間の味覚はセンサーの役割があり、旨味と甘味は「栄養」、苦味は「毒」、酸味は「腐敗」を感知する信号で、辛味も身体に必要な「塩分」を摂取するための信号です(「辛味」とは「塩味」のことです。刺激物の「辛い」は味覚ではなく「痛覚」に分類されます)。
 人間の味覚は「基本的な味」さえ感知できれば生命に危険はないので騙されやすいのですが(複雑な味は分からなくても生命に危険は及ばないためです。カラメルを除いたプリンに醤油を掛けるとウニのような味になるとか、キュウリにハチミツをかけるとメロン味になるとか、味覚は騙されやすい訳です)、氷のように、ほとんど栄養価がなく味もないものや、土や砂、チョークのように、ほとんど栄養価がないだけでなく、間違っても美味しいとは思えないようなものを食べたくなるのは何故なのでしょうか?。
 「食べなくても生きられる人」なら「食べても生きられる」と思いますが、いくら勧められても土や砂、チョークを食べようとは思わないはずです。
 それと同じくらい「不食」が「誰にでも可能」なものとして勧めたりするのは誤りだと思います。

 さて、異食症については分かっていないことが多いのですが、氷食症については「鉄分不足」が指摘されています。
 氷食症は、1969年にフランスの医師によって初めて報告された症状のことで「季節に関係なく氷を食べる」「冷蔵庫内の氷が無くなるまで」食べ続けます。
 体内の鉄分の70%は血液中の赤血球にヘモグロビンとして存在し、酸素を全身に運ぶ役割を持っています。鉄が錆びると赤くなりますね?。それと同じように、血液中の鉄分が酸素を帯びると赤くなり、酸素を奪われた血液(鉄分)は、暗い赤色になります(酸素の運搬に鉄ではなく銅を利用している生物の血液は、酸素を帯びると、銅の錆である「緑青」の色である青緑色になります。ちなみに、古くから、銅の錆「緑青」は有害だと言われていましたが実際は殆ど無害です)。
 鉄分が不足すると、血液中のヘモグロビンが減少し、全身に充分な酸素を届けることが難しくなります。当然、脳への酸素供給も不充分になって自律神経のバランスが崩れるので体温調節が難しくなり、上がり過ぎた口内温度を下げるために氷を食べ続けるのが氷食症の原因だと説明されています。
 実際、氷食症患者を対象にした、ある調査によると70人全ての患者が鉄欠乏症だったそうで、共通して口内温度が高かったそうです。
 他にも氷食症の原因として脳内ホルモンの一種「セロトニン」不足説などもあるようですが、氷食症に限らず、異食症の原因として最も有力なのが鉄分不足だと考えられているようです。
 鉄欠乏症は自律神経のバランスを崩し、口内温度を上げるだけでなく、口や舌の粘膜にも異常を起こすため、極端に固い物などの「食感」に快感を覚えてしまうといい、味覚が麻痺して味を感じにくくなるために「苦味」など強い味覚の物を好んでしまう可能性や、鉄欠乏症によって脳が障害され、大脳新皮質や前頭葉の機能低下が起こり「食べていいものか悪いのか」という判断が鈍ってしまう可能性が指摘されています。
 1999年、アジア医師連絡協議会の報告によると、ネパールで約500人を診察した結果、4人に1人が消化器疾患を持っており、その多くが土や炭を食べる異食症の症状があったそうです。
 この件に関しては鉤虫(こうちゅう)という寄生虫が関係していると言われています。鉤虫は小腸に寄生して吸血する性質があり、やはり鉤虫によって鉄欠乏症が引き起こされたと考えられています。
 鉤虫は数匹の寄生で貧血を起こすこともあると言われ、ネパールの異食症患者全員に鉤虫が寄生していることが確認されているそうです。
 鉤虫などの寄生虫については現代日本では無縁のように思われていますが、海外旅行者の増加や、有機野菜ブームにのって、安い海外生産の有機野菜には寄生虫の卵が付着していることもあり(肥料として用いられる動物の糞の中に寄生虫が存在)、日本でも寄生虫患者が増えてきています。
 また、ヘビやトカゲなど、爬虫類は、ほぼ例外なく寄生虫に感染していると言われているのですが、それらをペットにする人も増えているので、寄生虫に感染する機会は増えていると言えます。

 異食症といっても、異食だけを行うケースは少ないようですが、中には「ここの土でなければダメ」と言って、ある場所の土と水以外は一切口にしないという人も存在するようで、人間の食には腸内細菌や生物学的元素転換など、様々な要素が絡んでいるのだと思います(そう考えなければ説明がつかないことが多過ぎると思います)。
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  1. 2006/10/01(日) 18:22:47|
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