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先行き不透明なブログ?(仮題)

管理人自身も方針を決めかねているサイトです。

水について

 前回の更新から3ヶ月も空いてしまいました・・・・。私の文才・実力からすれば、まぁ、こんなものでしょう(笑)。
(≧▽≦〃)ノ

 さて、まずはフリーウェアの紹介です。

Advanced WindowsCare 2 Personal

 以前のリンクはJavaScriptを使ってリンクさせていましたが、今回は通常リンクとしましたのでJavaScriptを無効にしているブラウザでも、そのままクリックしていただけます。ただ、リンククッションを挟んでありますので、リンク先で、もう1度、リンクをクリックして下さい。そして、その先の「DOWNLOAD NOW!」を2度クリックして下さい。
 「Advanced WindowsCare 2 Personal」は、これ1本でスパイウェアやマルウェアの検出・駆除、無効なレジストリ、あるいは不正なレジストリの削除が出来る優れものソフトです(常駐して検知するソフトではないので、ウイルス対策ソフトは別途必要です)。
 実は、システムをチェックする某ソフトを利用した時、そのソフトの利用過程でシステムにウイルスを仕込まれたようでした。
 仕込まれたのは偽物のウイルス「擬似ウイルス」のはずなのですが、セキュリティソフト「a-squared HiJackFree」で調べてみると、怪しいプロセスを検出したので、フリーの常駐ウイルス対策ソフト「avast!」でシステムをスキャンしましたが、検出・除去出来ませんでした(侵入を知らせるアラートは出ましたが、その際は除去できず、再起動した後にシステムをスキャンしましたが、その際には検出できませんでした)。
 でも「Advanced WindowsCare 2 Personal」は「avast!」が検出できなかったウイルスを検出・駆除してくれました(a-squared HiJackFreeで確認した後、さらにインストール不要のウイルス対策ソフト「Bit Defender」で確認しました。Bit Defenderはインストール不要で常駐しないので他のウイルス対策ソフトと共存できます。日本語には対応していませんが、検出対象となるウイルスが多いのでオススメです。ダウンロードサイトは日本語サイトにリンクしてあります)。

 「Advanced WindowsCare 2 Personal」は日本語に対応していませんが「Start→Scan→Repair」の順でクリックするだけなので使用法で迷うことはないと思います(アップデートはソフト上部の「Options→Update→Next→Start Download」で行います)。
 上記のサイトが本家ですが、英語サイトが不安な方は、ここからダウンロードして下さい。ソフト自体がアップデートされた時は、最新版をダウンロードするよう上記の英語サイトを自動的に開きますが「最新版なんていらない」というなら開かれたブラウザを閉じてしまって構いません。但し、最新版にしない場合、最新のスパイウェアなどには対応できません。

 Advanced WindowsCare 2 Personal:インストール手順・・・・・「Next」をクリック→「I accept the agreement」にチェックを入れて「Next」をクリック→「Next」をクリック→「Next」をクリック→「Create a Quick Launch icon」のチェックを外して「Next」をクリック→「Install」をクリック→「Finish」をクリックするとソフトが起動。起動すると、最初にダイヤログが現れますが、これはウインドウズ標準の「システムの復元」に「復元ポイント」を作るかどうかを訊ねるものです。ここで復元ポイントを作っておけば、万一、このソフトを用いて異常が起こった時、その復元ポイントを使って元に戻すことが出来ます。

 ちなみに、a-squared HiJackFreeは、ほぼ完全に日本語に対応していますがウイルスやスパイウェアの駆除は手動で行わなければならないものの、バックグラウンドのプロセスをオンラインで診断してくれるソフトです。ウイルスやスパイウェアなどのスキャンと違ってファイルを調べていくのではなく、活動しているプロセスだけを調べるので非常に高速です。もし関心があれば、使い方は、こちらをどうぞ。

 また、システム内にたまった不要なファイルやレジストリの削除だけなら「CCleaner」をオススメします。日本語に完全対応していますし(インストール時は英語だったかも知れませんが)、レジストリの検出が甘めになっているようなので、ソフトを使用する上での危険性は低いと思います。不要ファイルの削除と不要・無効レジストリ削除の両方が1つで出来るソフトとしては最もオススメです(他の不要ファイル削除ソフトではシステムに不具合が出たことがありますが、このソフトで不具合が出たことはありません)。システムが重くなっているなら、使ってみてはいかがでしょうか?。また、アップデートでは「不要ファイルの定義」や「無効レジストリの定義」が変更されたりしていないようなので(私の独断)、ソフトを利用する上で特に不具合がなければアップデートする必要は少ないと思います(アップデートサイトが少々怪しいのでダウンロードすることに抵抗があると思いますので)。
 ただ、全てのソフトに共通することですが、ソフトの使用は自己責任でお願いいたします(管理人は一切、責任を負うことはできません)。

 この1~2ヶ月、マニアックなキーワードでの検索エンジンからのアクセスが増えている・・・・何故か、10月18日~10月24日の間に「ラザロ兆候」でのアクセスが15件も・・・・同じ人ではないのです・・・・長野県からのアクセスに始まり、大阪、兵庫、北海道、神奈川、和歌山、東京、静岡、千葉・・・・・。そんなに検索されるようなキーワードでもないと思うのですが・・・・何か、報道があったのでしょうか?。

 さて、本題です(笑)。「いい水を飲みましょう」とは、よく言われることですね。人体は大部分(男性=60~65%、女性=50~55%)が水分で出来ているのですから当然と言えば当然でしょう。では「いい水」とは、どんなものなのでしょうか?。
 最も身近なものとしては水道水に対するミネラルウォーターですね。さらにはパイウォーターや活性水素を豊富に含むとされる水、クラスターの小さい水など、挙げるとキリがありませんが、大別すると「ミネラルや活性水素など『物質的な何かを含む水(以下「含有水」と呼びます)』」「クラスター(水の分子集団)の小さい水や水を活性化させたという『水の機能性を高めた水(以下「活性水」と呼びます)』」「何らかのエネルギーや波動を封入した、或いは封入されているという『エネルギー水』」に分類できると思います。

 まず、含有水について書いてみたいと思います。まぁ、ミネラルウォーターの「ミネラル」に関しては栄養学や厚生労働省も認めるものですし、そちらを参照いただくとして、ここでは、活性水素水をメインにしたいと思います。
 通常「水」は水素原子(H)2つと酸素原子(O)1つから成る「水分子(H2O)」として存在し、水素は水素原子(H)が2つ結合した「分子」状態にありますが、活性水素水は「分子状態ではなく『水素が単原子(Hが1つの状態)として存在している水』」と説明されています。
 活性水素水が「いい水」とされるのは「通常、水は、水素原子2つと酸素原子1つが集まって安定しているけれども、活性水素水は水素が不安定な単原子として存在しているため、万病の元とされる活性酸素と結びつきやすい。活性水素と活性酸素が結びつくと活性酸素は無害になる」からだとされています。万病の元とされる「活性酸素」が無害になるのだから「活性水素水は万病に効く」とまで言われる訳です。
 数多くの難病を治したとされるルルドの水や、元NBAのプロバスケットボール選手、マジック・ジョンソンも訪れたというトラコテの水など、いわゆる「奇跡の水」が難病を治すのは、それらの水が活性水素水だからだと言われています。確かに「活性酸素が万病の元」で「活性水素水が活性酸素を無害にする」のであれば、万病に効くのかも知れません。しかし、ここで問題となるのは、活性水素水が活性酸素を無害化するというプロセスです。

 身体に良い働きをするとされる活性水素と違い、活性酸素は身体に害を及ぼす物質とされています。
 活性酸素は農薬などの化学物質や排気ガス、紫外線、食品添加物、ストレスによって発生すると言われており、不自然な人工物によって発生するイメージが強いかも知れませんが、呼吸によって体内に取り込まれた酸素がエネルギーを作り出すために利用された後にも活性酸素は出来るので、元々、人体には活性酸素を無害にする物質が備わっています(SODなど)。
 同様に、植物にも活性酸素を無害にする物質が備わっているので(ポリフェノールなど)、それを摂取することで活性酸素を無害にする効果を利用することも出来るので、赤ワインやココアなどが話題になりました。
 こう書くと活性酸素には害しかないように思われがちですが、身体を守っているのも活性酸素です。活性酸素には細胞を傷つける作用があるので、白血球が病原菌を攻撃する時には活性酸素を利用しますし、傷口の殺菌に用いるオキシドールも活性酸素を利用しているのです。

 「活性水素水が活性酸素と結びつきやすい」のは活性水素と同じく、活性酸素が非常に不安定な物質だからで、通常の酸素より電子が1つ多いために不安定な活性酸素は、1つしか電子を持たない活性水素と結びつくことで無害になると説明されています。
 「活性水素水は水素が不安定な単原子で存在している状態」であるとする通り、活性水素は非常に不安定な状態にあります。「不安定な状態」である活性水素は、安定しようとして、すぐに(マイクロ秒以下)「不安定な状態」が壊れて「安定状態」になってしまいます。1つしか電子を持たない活性水素同士で結合して水素分子になり、安定してしまうのです。
 活性水素が、通常の酸素より電子が1つ多い「活性酸素」と結びつきやすいのは「活性水素が1つしか電子を持たないから」なので、活性水素同士が結合し、電子を2つ持つ水素分子になってしまうと、活性酸素が結びつくべき電子はなくなってしまうことになります。
 「活性酸素は不安定な状態」であるから「活性酸素と結びつきやすい」のですから、活性水素が安定してしまうと「万病の元である活性酸素と結びつきやすい」という特性は失われてしまうのです。
 つまり、活性水素は、その不安定さ故に、身体に影響を及ぼす前に無くなってしまうのです。そのため、活性水素は自然界には、ほとんど存在しません。それでは「活性水素水=万病に効く水」説は最初から破綻しているように見えます。何故、ルルドの水やトラコテの水など「奇跡の水」に活性水素が豊富に含まれていると言われるのでしょうか?。
 
 活性水素研究で有名な九州大学の白畑實隆教授によると、火山活動が活発な地域などの地下環境(高温・高圧環境下)におかれた水は、酸素と水素の結合が分離して活性水素が発生しやすくなるとされています。そして、発生した活性水素は、溶岩性の岩石などから溶け出したミネラルに取り込まれることによって、他の活性水素と結合するのが防がれて状態で湧出しているのだと言います。
 しかし、ミネラルに取り込まれることで、活性水素の弱点である「不安定さ」を補っているのだとすれば、それは、ある種「安定している」ということであり、活性酸素と結びつきやすい利点である「不安定さ」が失われたと考えるのが自然だと思います。ミネラルが「他の活性水素と結びつきにくくしている」のだとすれば、活性酸素とも結びつきにくくなっていると考えるべきではないでしょうか?。ミネラルが活性水素同士を結びつきにくくしているのに「活性酸素と結びつきやすい特性」だけが保持されているというのは不自然というものでしょう。

 ちなみに「活性酸素がたまりやすい酸化体質」などという話もありますが、活性酸素も、その不安定さ故に「たまる」ことはありません。活性酸素の寿命は、ほとんど一瞬なのです(活性酸素の種類によって異なりますが、多くは10万分の1秒~100万分の1秒程度)。また、従来から言われている「活性酸素が老化の有力な原因」という説について、2005年7月に東京大学とウィスコンシン大学、フロリダ大学の共同研究チームによって「活性酸素は老化に関与していない」と、否定的な研究結果が出ているようです。

 次に、先に分類した「活性水」について書きます。活性水の代表は何と言っても「クラスターの小さい水」でしょう。
 私自身、日本茶の中に「クラスターの小さい水」を加えると、日本茶の色が濃くなるというデモンストレーションを目の前で見たことがあります。
 通常の水を日本茶に加えれば、希釈されて、どんどん色が薄くなるはずですが、濃くなったのです。しかし、加えられた水がアルカリ度が高い水であれば、日本茶の色を濃くすることは可能であるのに、加えられた「クラスターの小さい水」のペーハーがアルカリに傾いていないという説明はなく「クラスターの小さい水」が「日本茶の色を濃くする理由・メカニズム」についての説明はありませんでした。
 仮に、加えられた「クラスターの小さい水」がアルカリに傾いていないとしても、日本茶の色が変わった理由が「クラスターが小さい」ことによるものなのか、他の理由によるものかハッキリさせることが必要です。
 クラスターの測定はNMR線幅測定によって行われるそうですが、これについては否定されているようです。そもそも、NMRの線幅はペーハーによって大きく変わると言い(ペーハーが変われば日本茶の色が変わるという説明を思い出して下さい)、液体の水では「クラスターというものを定義できないので測定も評価も不可能」というのが実態のようです。 

 最後に「エネルギー水」について書きたいと思います。エネルギー水には大きく2種類に分けられると思います。多いのは、何らかの特定のエネルギー・波動を持っているというものではないでしょうか?。これはミネラルウォーターなどと同じように「溶質(水に溶けているもの)」に注目したものと言って良いと思います。
 そして2つ目が「溶媒」に注目したものです。これは「水に溶けているもの」ではなく「溶かし込むもの」としての水に注目したものです。
 「溶媒としての水」で最も分かりやすいのが「超純水」でしょう。水には様々な物が溶けているので、それ以上の物は溶けにくくなっているのですが、極限まで水の純度を高めた超純水は様々な物を溶かしこむ力を持っており、LSIなどの洗浄に用いられています。通常の水で手を洗っても、洗剤などを使わない限り、それほど皮脂を奪われることはありませんが、超純水は皮脂を溶かすので洗剤を使わなくても皮脂が奪われてしまいます。
 まぁ、超純水を日常生活に取り込んでいる人はいないと思いますので、ここでは扱いませんが(笑)、エネルギー水に関する「溶媒としての水」として最も一般的なのが「水からの伝言」のように「良い言葉(波動)に触れた水は良い波動を持ち、美しい結晶を持つ」といったものでしょうが、さらに話を進めて、機械を利用してエネルギーを封入するための「水そのもの」に注目するものもあります(「溶質」も関わってくるのですが)。
 私は「エネルギー水」の存在を否定はしませんが、いかがわしいものが多いのは確かでしょう。数多いエネルギー水をいちいち取り上げることは出来ませんので、ここでは「水からの伝言」について書いておきたいと思います。

 2006年9月23日、奈良女子大で開催された日本物理学会で「水を入れた小瓶に『ありがとう』『ばかやろう』と印字した紙を貼り付けて7日後と14日後に水中の元素濃度を測定したところ、7日後にカルシウムが増加し、14日後には減少していた。これは言葉が持つ意識エネルギーが水の中の元素の核変換を引き起こし、別の元素に変えたためと考えられる」という発表がなされました(九州大学大学院工学研究院助手と「水からの伝言」「水は語る」などの著者連名の発表)。
 ところが、発表後の質疑応答で「何度実験しても同じ現象が起きることを確認したのか?」という科学の基本「再現性」を問われて「再現実験はやっていない」と答えたそうです(他に受けた質問に対しても「そこまでは調べていない」と答えたそうです)。
 この発表をした人達は「現在は『科学』とは認められていないだけで、現象は確かに存在し、将来は『科学』と認められる」であろう「超科学」を主張する人達と言っていいと思います(だからこそ学会で発表したのだと思います。「水からの伝言」の著者である江本勝氏自身「いずれは証明される」と話しているようです)。つまり、それを「科学」だと主張したかったのだと思いますが、現代科学において「科学」とは「再現性」であり、2度と再現できないものを「科学」と呼ばれることはありません。

 以前にも書きましたが「科学」とは「現実を説明しようとする試み」であり、その「説明しよう」という試みが起こるのは、その裏に「原理・原則」があるからです。
 「原理・原則」があれば再現は可能であり、その「再現性」を「説明しようと試みる」ことが「科学」です。その「試み」の継続がなければ「超科学」が「科学」としての認知を受けることはないでしょう。ところが、先の発言をした学者達は再現実験をやっていなかったと言うのです。再現実験もなしに、どうやってその現象を証明しようとしたのでしょうか?。
 この学者達は「それは科学ではない」とまで批判を受けました。私は「現代科学」が正しいとは思いませんし、誤りも数多いとは思いますが「それは科学ではない」という批判は真っ当であり、当然だと思います。科学の歴史とは、ある意味「再現性を得たオカルト」が「科学の名を得た」歴史でもあります。「再現性のないオカルト」のままでは「科学」と呼ばれることはないでしょう。
 「水からの伝言」の著者である江本勝氏は「『水からの伝言』はポエムだと思う。科学だとは思っていない。僕は科学者ではない。単なるロマン的なこと、ファンタジー」と語ったことがあります。ところが「いずれは証明される」とも語っています。この姿勢こそ「再現実験を行わなかった」という態度にも表れているのではないでしょうか?。
 最初から「科学」を目指すことなく、ポエムやファンタジーの枠に留まっているつもりなら、それはそれで構わないと思うのですが、学会で発表し、科学を目指すのなら、それなりの用意が必要です。

 「超科学」のように現代科学が否定的な分野の研究でなくとも「論文」が認知を受けるには多大な労力が必要です。それは、学術雑誌「ネイチャー」や「サイエンス」への掲載が非常に難しいことを見ても分かるでしょう。
 現代科学が否定的な分野の研究でなくとも、しかるべき手順を踏んでいない論文は学会では、まともな扱いを受けません(まともな扱いを受けていない論文も多いようです)。ましてや、現代科学が否定的な分野の研究を世に問おうとするのであれば、それ以上の労力が必要と考えるべきです。
 新薬の治験では、本物の薬と偽物の薬が被験者に投与されるのですが、投与される被験者自身に本物の薬か偽物の薬かを知らせないのはもちろん、投与する医師にさえ薬の真贋を知らせません(「二重盲険法」と言います)。投与する医師が薬の真贋を知っていたら、それが被験者に影響する可能性があるからです。このように、動物実験を終えて治験段階にある新薬でさえ、二重盲険法の洗礼を受け、実際に承認を受けた後でも使用禁止を受けることがあるのです(ガンの治療薬「ゲフィチニブ」で有名ですね)。
 通常の論文でも、学会で批判眼にさらされ、他の学者達によって追認実験を受け、ようやく「正当な論文」と認知されるのです。超科学者達が口にする「いずれは認められる」という言葉が「いずれは否定している人達の気が変わるだろう」という希望的観測でなく「『科学』としての認知を受けるべく研究を重ねる」という意味であるなら「再現性実験」もなく認知を受けようとして「それは科学ではない」と批判を受けるのは当然です。「超科学」の分野の研究は、量子力学的な「観測者によって結果が変わる」ので「再現性の確保が難しい」のは確かだと思いますが、それでも「科学」としての認知を得ようとするのであれば、それは避けて通ることは出来ないでしょう。
 
 元から確信犯的な超科学者は論外として「超科学者」は「現代科学は間違っている」「いずれ証明される未来の科学」と言いながらも「現代科学」に憧れ「認知を得たい」としているものの「現実を説明しようとする試みの継続」である「科学的姿勢」に欠けているケースが往々にして見られます。「○○大学の学者が認めた」「医師も推薦・実践する」などという言葉に惑わされないようにしましょう。

 また、パイウォーターについても開発者の山下昭治博士自身が「市販されているパイウォーターに関する商品について、私は全く関与しておりません」「私の理論の実用化には長くて地道な実験と検証の繰り返しが必要であると思います(=実用化は容易ではない)」「パイウォーターの生みの親として、現在のパイウォーター製品の横行に警鐘を鳴らす次第であります」と話していますので、一般に市販されているパイウォーター、及び、パイウォーターを利用した製品、パイウォーターを製造するという生水器などについては特に注意が必要です。

 最後に書いておきたいことがあります。「効果がないものなら国の規制を受けるはずだ。販売されている以上、完全にウソではないはずだ」という言葉を聞くことがあります。
 でも、ここには規制の穴があります。仮に「スーパーウルトラニンジン」というニンジンがあるとします。その広告に「スーパーウルトラニンジンが老化を防ぎ、健康を保つ」と書くと違法なのですが「スーパーウルトラニンジンには老化を防ぎ健康を保つベータカロテンが豊富に含まれています」と書くと適法になります。
 何故か分かりますか?。前者が「商品そのものに効能をうたっている」のに対し、後者は「特定の商品」ではなく、多くの物に含まれている「成分」の効能を書いたに過ぎないからです(食品の場合「特定保健用食品」に認定されたものは個々の製品に対して効能を表示できるようになっています)。元から悪意のある商品でも、こうして効能をうたえる可能性があるのです。
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  1. 2007/01/14(日) 01:37:18|
  2. 身体・健康
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

お水

こんちは!
水に「ありがとう」「ばかやろう」の話は、エピソードが一人歩きしているのか、昔からよく聞きますね。
イチ素人の素朴な疑問としては「とある外国人レスラーの名前が、日本のある地域では卑猥な言葉に当たる為その地方へ巡業の時は名前を変える」という逸話のように同じ言葉でも地方や外国語で全く違う意味を持つ場合はどうなんだろう!?言葉の持つエネルギーが…と言われても、外人さんに全く知らない言語で微笑みながら罵倒されても何のダメージも受けないよなぁと思うのですが…(^^ゞ

私の実家がある地区は天然の湧き水を各家に配水していて、同じ水源となる山の反対側では神水と呼ばれてたくさんの人がポリタンクで汲みに来る名水で、食べる野菜は自家製無農薬でマクロビオティック信者さんが泣いて有難がる環境でしたが、両親とも癌で亡くなりましたので個人的には水に思い入れは少ないです。
ミもフタもない話ですいませんm(__)m
  1. 2007/01/21(日) 23:07:45 |
  2. URL |
  3. ヤマグチ #JalddpaA
  4. [ 編集]

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