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有機農法

 化学肥料で育てた野菜より、有機農法で育てた野菜の方がいい。そんなイメージは間違いなくありますよね。
 でもね、化学肥料は農業を計算的に行えるメリットがあるんですよ。化学肥料は品質が均一だから、「これだけやれば効果がある」っていうのが分かりやすい訳です。
 それに対して、堆肥や動物の糞などは品質が均一じゃないので、計算しにくいし、経験が少ないと、どれほど施肥すればいいのか分かりにくい。
 すると、どうなるか?。肥料のやり過ぎが起こります。
 野菜の三大栄養素は窒素、リン酸、カリ(カリウム)です。このうち、窒素は野菜に吸収されてタンパク質になるのですが、タンパク質になる前に、土壌の中で硝酸態窒素という物質に変わります。
 この硝酸態窒素が野菜の中に吸収されたからといって、全てがタンパク質に変わる訳ではありません。硝酸態窒素のまま残る分があるのです。実は、この硝酸態窒素、強い毒性があるのです。
 硝酸態窒素はタンパク質に変化すると書きましたが、窒素はタンパク質、アミノ酸の主要元素なんです。つまり、タンパク質は分解されると窒素になる。で、動物の糞は動物性なので、当然、タンパク質が豊富です。ということは、動物の糞を使い過ぎると、当然、土壌の硝酸態窒素が増える。
 化学肥料を使う農法と違って、有機農法は計算しにくいと書きましたよね。つまり、やり過ぎが起こりやすい。
 実際、東京都の調べではチンゲン菜2束で赤ちゃんが死亡するほどの硝酸態窒素が検出された例があるんです。
 この野菜が有機野菜かどうかは不明です。もちろん、化学肥料でも、やり過ぎれば硝酸態窒素過剰が起こります。でも、先に書いた通り、化学肥料は計算しやすいし、有機野菜は手間が掛かる。そのため、生産量を上げようとして肥料を与え過ぎることも考えなければいけません。
 では、自然農法では、どうでしょうか?。「自然農法?。有機農法と、どう違うの?」って声が聞こえてきそうです。
 有機農法は、動物の糞や堆肥を使って育てる農業ですが、自然農法は、なるべく自然に近い方法で育てる農業です。
 肥料などは人為的なので、ほとんど用いません。田んぼとかも耕したり、草を抜いたりしません。こういうと何もしないみたいですが、放置するのとは違い、田んぼを耕さなくてもいいように、草を抜かなくてもいいように、自然を利用して育てる農業です。
 実は、自然に近い植物は毒性が強いんです。農家が育てる野菜は農薬を使わなければ、いっぱい虫がついたりするのに、何故、自然界の植物は農薬をやらなくても絶滅しないのでしょうか?。
 自然界の植物は、自分を守るために天然の農薬を持っているんです。
 人間が農薬を撒いてくれない訳ですから、当然、自分の身は自分で守らなければなりません。でも、自然に育ったものと、農家が育てたものって、そんなに違うんでしょうか?。
 ある実験で、ボツワナ・カラハリ砂漠の野生スイカと栽培種のスイカ、キュウリなどを、気温35度の中、強烈な光を浴びせ、水をやりながら3週間育てた後、水やりを止めると野生のスイカ以外は急速に乾燥して枯れてしまったそうです。しかも、野生スイカの葉の水分は全く低下しなかったそうです。葉表面の気孔を閉じて水分の蒸発を防いでいたそうです。
 過保護に育てられた植物は環境ストレスに耐えることが出来ないんですね。つまり、野生のものは、それだけ適応力が高いんです。
 元々、ナスやトマト、ピーマン、唐辛子などは毒性が強いのですが、改良を重ね、手なづけたのが、現在、我々が食べているものです。
 「秋ナスは嫁に食わすな」といいます。「漢方医学ではナスは寒性の食物なので、子宮を冷やして流産したり、体調を崩す可能性があるからだ」といった説明がありますが、ひょっとしたら、この毒性も関与しているのかも知れませんね。
 話を戻して、野性の豆類は、ほとんどが毒を含んでおり、100種類以上の有毒物質が指摘されているそうです。この毒によって虫に食べられるのを防いでいるんです。現在、我々が食用にしている豆って、すごく虫がつきやすいので、農薬を使わないと大変なんですけどね。でも、現在の食用豆でも生で食べると中毒を起こしやすいんです。
 化学肥料がいいとは言いませんが、無条件に「有機農法はいい」とかっていう思い込みは間違っています。植物って、自然に近づけると、結構、怖いんですよ。

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  1. 2006/02/08(水) 23:58:27|
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